那知の宮嘉暦の銘の獅子頭 解  説
種別 県指定<工芸・彫刻>
昭和62年11月22日指定
*木造および銅造懸仏一括・及び木造獅子頭一頭
 那知熊野座神社は延暦2年(782年)完成したと伝えられている。この神社に伝わる懸仏には、木造の阿弥陀・十一面観音・尊名不詳の如来形三体と、銅板蹴彫の千手観音像・銅製の鏡板にほぞ留した鋳造の大型の千手観音像のほかに、鎌倉時代末期から室町時代までの銅造懸仏の残欠があり、合わせて三十三面がある。木造懸仏の裏面には『寿永三年八月州日』の墨書銘がある。追銘の可能性は大きいが、製作年代はその頃であろう。銅板蹴彫の千手観音像と鋳造の千手観音像は、鎌倉時代初期から前期に作られたものであろう。
 木造獅子頭は、樟材、上顎と下顎は別材で造り、耳は別材差し込み。総長43.3センチ。総高18.5センチ。総幅33.9センチ。内部に『かりやく三年二月』(嘉暦三年)の墨書銘がある。 
所在地  那知字本村(熊野座神社)
現物は県立美術館にて保管
【「いろは歌解説書」より引用】
 著:大橋幸雄氏


いろはカルタ 【な】
読み札 取り札
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